【連載・能登の遺伝子】インタビューを通じ、立ち上がる能登の姿を発信します

遺伝子。それは私たちの中に確かにあるもの。一人一人の暮らしを形づくってきたもの。脈々と受け継がれてきた過去の記録であり、現在の証しであり、未来を描くための設計図でもあります。

このたび、能登復興ネットワークは「能登の遺伝子」と題したインタビュー企画を始めることにしました。

能登半島地震の発生は2024年1月1日。あれから春が過ぎ、夏が訪れ、秋の足音が大きくなってきました。自然とともに生きてきた能登の住民にとって、この期間は「8カ月」や「200日」という数字では表しきれない意味を持ちます。季節の移ろう中で新たな課題が現れ、手に手を取って向き合う日々でした。

ようやく日常が戻り始めた矢先のこと。今度は記録的大雨が能登半島を襲いました。ようやく復旧したインフラ、修理した家、育んできた作物。これまで一つ一つ積み重ねてきたものが流されてしまったのです。

度重なる大災害を経て、私たちが何を考え、どう行動するのか。この連載では被災地のリアルな姿、将来に向けた被災者や支援者それぞれの営みを発信し、能登らしく復興する過程を記録します。

書き手は奥能登ゆかりのライター・国分紀芳が務めます。

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